今月は先月の『ばらの騎士』に引き続き、私の大好きオペラ2作品に出演させて頂きます。
一つはもう終わってしまったのですが、エルデオペラ管弦楽団さんの公演『蝶々夫人』。
オペラを愛する方々で結成された管弦楽団なのですが、アマチュアさんとは思えない演奏で、驚きと共に“私もまだまだ精進が足りないな…”と大いに刺激を頂きました。
そして、明日は久しぶりの『カルメン』タイトルロール。
国立音大の後輩である須藤慎吾さんの故郷、和歌山県田辺市での公演で、今、美しい海の見えるホテルに滞在しています。
昨日早速地元の方々との合同稽古があったのですが、殆んどの方がオペラ初体験とは信じられない歌と演技に、1人稽古を見ながら密かに感動していました。
多くの方々の思いが詰まって実現したこの舞台…出演者、スタッフさん、関係者の皆様と一丸となって、明日はより大きな感動をお客様にお伝えできるよう精一杯がんばりますっ‼︎
こうして、日本では市民オペラなど、多くの団体が色々なかたちでオペラを公演しています。恐らく、こんな風にオペラが愛されているのは日本だけのような気がします。
どんなかたちであれ、オペラを通して1人でも多くの方が喜びや幸せ、エネルギーを感じてくれているのであれば、それはなんて素敵な事でしょう…私も微力ながら、いつもそんな場所に身を置いていたいと思っています。
それにしても『ばらの騎士』もそうでしたが、やはり『カルメン』はとても運命を感じる…
小学校3年生の時、カルメンの序曲をレコードで聴いて衝撃的な感動を受け音楽を始めた私。
あの時感じた衝撃を、私も伝えられたらなぁ…。