
あと10分ほどで今年も終わろうとしています。
今年も実家の茨城で、家族と一緒にみんな元気で夕食を食べなからテレビを観ています。やはり日本は幸せな国ですね…感謝。
今年は新国立劇場初出演から始まり、また色んな作品を色んな所で歌わせて頂き、沢山のお客様にお越し頂きました。本当に、本当にありがとうございました。
その今年2月、少年役で出演させて頂いた新国立劇場/松村禎三作曲のオペラ「沈黙」の公演が、今月の朝日新聞夕刊で〝新しい時代に希望〟と表され紹介されました。
普段、私は批評等は見ないのですが、生徒さんが切り抜きを渡して下さり、その内容に思わず感動してしまったので、こちらにも紹介させて頂きます。本来、出演しているものが一記事を取り上げるのはよくないのかもしれませんが。
2012年のクラシック界を振り返り、〝新しい世代に今年ほど希望を見た年はなかった〟と…。その中でも充実度が際立っていた公演として「沈黙」を取り上げて下さいました。この文を読んだ時、なんとも…なんともうれしかったです。
こちらのブログでも書きましたが、本当に、毎日、出演者みんなで大泣きしながら稽古していました。それがいい事とは言いません。〝熱演〟は必ずしもいい公演に繋がらないからです。
でも、あの「沈黙」は何かが違っていました。やはり作曲家・松村禎三さんの思いの強さからでしょうか…。そんな公演に関わらせて頂いたことを、心から感謝したいと思います。
この記事の中に、合唱で何度となく共演させて頂いた指揮者チョン・ミョン・フンさんの言葉が紹介されていて、とても共感しました。
〝政治に隔てられる前に、音楽の感動で心を結び合わせよう。単なる癒しでなく、社会で豊かに機能してこその音楽だ。〟
決して難しいことを言いたい訳ではないんです。うまく言えませんが、世の中を動かしているのは政治やお金ではなく、人間の感情だと私は思ってしまうんです…。また的外れな事を言っていたらごめんなさい(^_^;)
自分も一滴のしずくでもいいから、すてきな世の中を夢みて一歩一歩進んで行きたいと思います。なんか偉そうですが、それは全て自分の幸せのためです(^_^;)
来年はどんな年になりますか…是非とも、せめて今年よりはいい年にしたいと思います‼
みなさま、今年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎え下さい(^_^)
ありがとうございました。
小林由佳