7月10日の公演にお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。
原語での日本初演の舞台、いかがでしたでしょうか。
実はこの出演依頼のお話がきたのが5月のゴールデンウィークで、
譜読みはもちろん大変だったのですが、
この作品を理解するのに時間がかかりました。
まだわかっていないかもしれませんが(苦笑)。
この時代のアメリカを世界史の本で読み、リトルイタリーについて調べ、
イタリア移民の気持ちを少しでも感じたいと「ゴッドファーザー」のDVDを買い、
メノッティの友人だったバーンスタインの「West Side Story」も観て、、、
バカな私は、それでも何が言いたいのかわからず、
ピューリッツァ賞とは何ぞや...と改めて調べてこの作品のテーマが少し理解できました。
あと公演直前に、チケットを買って下さったお客様から、
“私はサイモン&ガーファンクルの「霧のブリーカー街」しか知らず、そこが舞台のオペラなんて...”というメールを頂き、「なにっ!!」と思ってすぐこの曲についても調べ、これが結構確信をつきました。とても素敵な曲なのですが、歌詞は意思の疎通ができないブリーカー街の人々を語っており、この「霧」というのは、すっきり晴れずもやにかかってわからない...というような意味で使われていました。
今回つくづく思ったのは、やはりひとつの作品を演じ歌えるようになるには、
膨大な時間がかかるということでした。
プロならできなければいけないのかもしれませんが、私には難しかったです。。。
でも思いつく努力はすべてしました。
きっと今後も器用な人間にはなれないと思います。
でもこれが私と受け止め、また次の舞台に向けて頑張ります‼
こんな私ですが、今後も応援のほど何卒よろしくお願いいたします。
本当に本当にありがとうございました。
末筆になってしまいましたが、
東京オペラプロデュースの松尾史子先生、演出の八木さん、指揮の飯坂さん、
音楽と演出スタッフの皆さん、そして寺越さん、素敵な共演者に合唱の皆さん、
この舞台に関わったすべての方々に心よりお礼を申し上げます。
また皆さんと共演できる日を楽しみに日々精進いたします。
みんな、大好きです♪ありがとうございました。