ヴェルディ三昧に引き続き、何とか無事に“末摘花”を終える事ができました。
会場にお越し下さった沢山のお客様、本当にありがとうございました。
とにかく今はホッとしています。
私は本当に不器用な人間で、気付けば今年2月にイタリアに行った頃から、
すぐに控える本番に備えつつもこの7月最終日の“末摘花”までを念頭に置き、
体調や準備を進めていました。もう終わったと同時に全身脱力。とにかく今は、これぞ本当の脱力というのを実感中。全身筋肉がないみたいです。
でも振り返ってみれば、いつもながらもっとできたのでは、、、と思ってしまう私。“結果より、それまでの過程が大事”と言いますが、こう思ってしまう内はまだまだ自分は甘いなぁ〜と思ってしまいます。そう本当に思うなら今後に活かせ!!という事で、今年下半期に向けて頑張りたいと思います 。
今回の作品は珍しくメゾソプラノの役が3役もあって、両日合わせて6人のメゾが集結!!とても興味深く、色んな事を勉強させて頂きました。また主役の天羽さんと塩田さん!!あの短期間の中で、また稽古数の少ない中、よくぞここまで仕上げられたと驚きました。やはり一線で活躍されている方は違います。でも私にはたぶん真似ができないので、そのエッセンスだけ頂いて、マイペースでがんばりたいと思います。
ばたばたしてなかなか写真が撮れなかったのですが、2枚だけアップします。
1枚目、これは載せない方がいいのかもしれないのですが、かつらをつける前の羽二重姿。
私、なぜか羽二重が似合うんです。いいのか悪いのか、床山さんにもそう言われます(^^;)
そして、せっかくなのでかつら・衣裳・メイクと全て装備した今回の宰相役姿。
やっぱり自分は日本人ですね。洋物より似合います。
素晴らしいスタッフさん方のおかげで、平安時代にタイムスリップした気持ちになりました。
本当は舞台の写真も撮りたかったのですが、時間がありませんでした。
今回初めて紀尾井ホールで歌わせて頂いたのですが、うわさ通り素晴らしい響きで、演奏までホールに助けてもらった感じでした。また木でできた品のある空間が、この“末摘花”の平安時代にとてもあっていたように思います。
この舞台でもたくさんの方々に支えて頂き、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。