昨日(もう一昨日^^;)1月15日は、六本木のど真ん中にある大学“政策研究大学院大学(GRIPS)”の想海楼ホールで行われた「国際交流コンサート」に出演させて頂きました。
なぜ“国際交流”なのかと申しますと、ここの学生の6割以上、約280名の方が外国から来た留学生だからなんです!!しかもこの大学、国立!!「政策に関わる研究と教育」を目標とされていて、それはそれは色んな国からいらしていました。帰国後は各国政府の幹部職員として活躍されている方もいらっしゃるそうです。すごいですねぇ。
今回も大変共演者、また温かいお客様に恵まれ、緊張しながらも楽しく歌わせて頂きました。
初めてご一緒させて頂いたソプラノの福田祥子さんは、とっても美人さんでお声も立派!!昨年10月の蝶々夫人以来久しぶりにお会いしたテノールの小原啓楼さんは、相変わらずお元気そうで益々のってるなぁ〜という演奏でした。バスの今尾滋さんとはずいぶん昔、横須賀での「フィガロの結婚」でまるで親子のような伯爵とケルビーノをやらせて頂きました。すごい方なのに今回も気さくにお話して下さり、その心の広さが演奏にも表れておりました。
ピアニストの森裕子さんとは、友人の伴奏者として今まで何度もお会いしていたのですが、今回初めて共演させて頂き、あまりの歌いやすさに嬉しくなってしまいました。森さん、ありがとうございました♪
そしてこのコンサートを一番盛り上げて下さったのは声楽界の大先輩、平野忠彦先生です!!平野先生は在研会(文化庁芸術家在外研修員の会)の理事長をされていて、この日は贅沢にも解説をして下さいました。手塚治虫さんの「ジャングル大帝」のテーマソングを歌われた方と言えば、おわかりになる方もいらっしゃるでしょうか。本当に素敵な先生で、その優しさとユーモアのセンスで舞台上と客席をぐっと近づけて下さいました。この解説をなんと通訳の方がイヤホンで同時解説していたのですが、しっかり笑いをとっていました!!尊敬します、平野先生!!!!!
さてさて、今回のプログラムは、、、
♪マスカーニ“アヴェ・マリア”(S)
♪シューベルト“菩提樹”(B)
♪クルティス“わすれな草”(M)
♪カルディロ“薄情け(Core 'ngrato)”(T)
♪ヴェルディ「ドン・カルロ」〜“世のむなしさを知る神よ”(S)
♪ビゼー「カルメン」〜“闘牛士の歌”(B)
♪ビゼー「カルメン」〜“ハバネラ”(M)
♪プッチーニ「トゥーランドット」〜“誰も寝てはならぬ”(T)
〜アンコール“雪のふる町を”(S,M,T,B)、会場の皆さん全員で“ふるさと”の大合唱
あまり響かない多目的ホールで、あっという間のコンサートでしたが、皆さん喜んで下さったようでほっとしました。終演後の学生さん達との交流会では一緒にたくさん写真を撮って、どこか一年の日本滞在を思いっきり楽しんでらっしゃる様子でした。少しですが会話もして、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、フィリピン、インド、インドネシア、ベトナムなどなど、なかなかお会いする事のない国の方が沢山いらしてとっても楽しかったです。何よりどの方も素敵な笑顔で目を輝かせていて、、、また何か大切なものを教えてもらいました。残念だったのは私が英語を話せなかったこと(;_;)やっぱり英語って必要ですね。唯一お一人イタリア人の方がいらして、久しぶりにちょっとですけどイタリア語が話せて嬉しかったな♪
私たちの前に《ラ・スペランツァ》というソプラノ3人ユニットの方々の演奏があったのですが、皆さん振り袖姿での演奏で、外国の皆さんにとても好評のようでした。
これからも演奏会を通して、色んな方と出会うんだろうなぁ〜、私、、、
なんか未来が楽しみになってきました(^_^)
今回の演奏会に携わって下さった多くの方々、そして平野先生、本当にありがとうございました。