gabbianaのように



カテゴリ:出来事( 26 )


国立音楽大学90V同窓会

昨年、母校・国立音楽大学の学生向け冊子のインタビューを受けて以来、
なぜか国音に関連する出来事が増えました。

そのひとつが、卒業以来はじめての学部時代の同窓会。
先月8月27日に東京會舘で行われ、急に決まった話にも関わらず24人が集まりました。
遠いところでは、名古屋や山梨から来てくれた友達も、、、
この同窓会を企画してくれた内野さん、濱口さん、矢萩君に感謝感謝です。

実に18年ぶりの再会‼
でもそんな月日が経ったとは思えない、つい先週も会っていたような感覚でした。
不思議ですねぇ。。。
とはいえ、おしゃべりをすすめていくうちに、もちろん学生時代とは違う、
色んな経験を重ねてきたみんながいました。
結婚、離婚、再婚、出産、転職、3月の東日本大震災の災害にあった友達、
大病をしてみごと復活した友達、最近仕事を辞めて再度音楽の道を歩み始めた友達、、、。
もちろん舞台で活躍している友達もいます、、、苦労を重ね悩みながら頑張っている。
色んなことがあっても、みんな変わらず笑顔で再会できた。。。
それだけで幸せだったし、うれしかった。
私もここまで色々あったけど、先月家賃払えなかったけど(苦笑)、
大したことないなぁ~と思いました(^^)

あらためて、今でもこうしてがんばっていられるのは、
国立音大の時代があったから、この仲間たちと過ごした時間があるからだと思いました。
自分の大学時代は、正直あまり覚えていないけど、とにかく楽しかった。
90V、、、あっ、これは国立音大在籍中の学籍番号で、
1990年に入学したV(vocal)=声楽学科という意味です。
卒業後、仕事場などで国立音大出身の人に会うと、
つい必ず「なにVですか?」と言う風に学籍番号を聞いてしまいます。
その私の学年90Vは本当に元気な学年で、子供のようにはしゃいでうるさい時もあれば、
真面目なところもあり、個々のようでいて皆で集まったり、音楽バカのようで、普通の感覚をもった人間の集まりでした。
そんな仲間と着飾ることもなく、自然な自分がいて、、、そんな自分に安心しました。
このままいこうと思います。
って、きっと変われないんですけどね(^^;)

今回は都合がつかず来られなかった仲間がたくさんいましたが、
これを機に、集まる機会が増えそうです。
また会える日を楽しみに、みんなに素敵な笑顔で会えるよう自分磨きをしたいと思います♪

この日は親友の典子が妊娠6か月のおなかできてくれ、なんか感慨深かったな。。。
12月の寒い時期、風邪などひかず元気な赤ちゃんを産んでね。
私は願掛けのつもりで、11月のドン・ジョヴァンニがんばりまっす‼

みんなありがとう‼また元気に会おうね(^o^)/

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by yucantus | 2011-09-07 01:25 | 出来事 | Comments(5)

なでしこジャパン、優勝世界一おめでとう‼‼‼

今朝なぜか明け方起きてしまい、ふいにテレビをつけると、
ちょうど女子サッカーの決勝戦が!!!
なでしこジャパン、世界一おめでとう‼

本当に本当におめでとう‼ただただ感動(ToT)
気付くと何度も勝手に涙が流れてました(;_;)
監督さんがおっしゃっていた「なでしこ力=諦めない力」の賜物だと思いました。

感動をうむためには、膨大な時間と努力が必要なんですよね。。。
またそれができるのは、好きだからこそ。。。そんな気がしました。

言葉にすると感動が薄っぺらいものになりそうなので、この辺でやめておきます(^^;)
感動と勇気をありがとう!!!!!
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by yucantus | 2011-07-18 22:44 | 出来事 | Comments(2)

長井則文先生のお別れ会

今日5月22日、長井則文先生のお別れ会・音楽葬が東大和ハミングホールで行われました。

先月、震災から一か月が経ちチャリティーコンサートでバタバタしている時、
2月お世話になった練馬区民合唱団の団長さんからメールで知らされました。
あまりに突然で、長井先生が急逝されたという一文を目にした時、手が震えました。
4月11日に亡くなられ、もうすでに密葬を終え、私が知ったのは確か4月14日でした。
まるで手品のようにこの世からいなくなってしまった長井先生、、、
こんな言い方は不謹慎かもしれませんが、どこか先生らしい最期だったように思います。

国立音大時代は合唱の授業でご指導頂き、あの年末のN響「第九」に出演しました。
その後東大和音楽連盟で長井先生と再会をし、ちょうど留学前の2005年で「色んなことを感じとって来なさい」とアドバイス頂いたのを覚えています。その時、卒業してもう10年以上経つのに私達の学生時代の思い出話をして下さり、大笑しました。かなりインパクトのあるクラスだったようです(^^;)

留学から帰国すると、私の事を心配して下さって本番の場を与えて下さり、今年の2月には、長井先生がライフワークとして20年間ご指導されてきた練馬区民合唱団の定期公演に呼んで下さいました。その時の事はこちらのブログにも書きましたが、その本番と楽しい打ち上げの日が長井先生とお会いした最後の日となってしまいました。その後、早々に来年の出演依頼のメールを下さり、新国公演のため出られないとお伝えすると“残念だけど嬉しい”と喜んで下さいました。
その時も私は歌で悩んでいて、“僕も辛い思いをした”...と丁寧に励ましの文章を下さり、今年こそおいしいランチを食べに行こうとお誘いも頂いたのに、、、まさか叶わぬ夢になってしまうとは。

今日の音楽葬では、長井先生の門下生の方々、先生がご指導された合唱団の皆さんが演奏されました。
その歌声の素晴らしさに、ただただ涙するばかり、、、
最後の最後で、皆さんの歌声を通してとても大切な教えを学んだ気がしました。
参列された方々も全国からいらしていて、長井先生のお人柄が伝わってくるようでした。

先生、再会してからはたぶん10日間もあっていないと思いますが、
貴重で濃い時間を、本当に、本当に本当にありがとうございました。
どうか天国から見守っていて下さい。
心のない歌を歌っていたら、すぐに叱って下さいね。。。

どうか安らかにおやすみください。。。
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by yucantus | 2011-05-23 02:38 | 出来事 | Comments(0)

運命のような、素敵な出会い

夜中3時に帰宅した次の日、15日は、4月公演「椿姫」のマエストロ稽古でした。
普段本番があった次の日は歌わないようにしているのですが、
今年に入って2ヶ月弱、少々無理をしてしまいました。(いや、いつもかな^^;)
本番というのは、曲数、舞台の大きさに関係なく、やはり稽古とは疲れ方が違います。
稽古の時から本番と思って練習していますが、集中しているのでしょうか、
次の日は心身共にふにゃふにゃです。

この日程は昨年末から決まっていたので、知らない内に頭の中で準備していたのでしょう、
何とか乗り切れました。私もちょっとは強くなったようです(苦笑)
なぜ15日お断りできなかったかというと、マエストロとソリストさん達がわざわざ熊本からお越し下さったからです(>_<)頑張らないわけにはいきません!!
この日お稽古した場所は、以前から気になっていたイタリア文化会館の“アニェッリホール”
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〜舞台から撮った客席の写真。

さすがイタリア!!シンプルでありながらセンスがよく、客席のいすは革張り♪
この座り心地がまたいい感じでした。ホールの響きもうわさ通りすばらしゅうございました。
稽古でホールが使えるなんて、贅沢すぎです!!
おかげで自分の声を確認するいい機会にもなりました。
いつかこのホールで歌ってみたいなぁ。。。

この「椿姫」に出演することになったきっかけは、
この公演を主催する“ラスカーラ・オペラ協会”を立ち上げたバス歌手の岩本貴文さんのお声がけ。
岩本さんとは2008年「ドン・カルロ」で共演させて頂いたのが出会いでした。
私の事を覚えていて下さってお声をかけて下さり、感謝感謝。
何より嬉しかったのは、彼のオペラに対する情熱!!
いつか熊本にオペラハウスを...と真剣に望んで頑張ってらっしゃいます。
その努力が徐々に広まっているらしく、今回「くまもと県民テレビ」さんが後援本部になって下さったそうです(ToT)素晴らしい!!

そして、その情熱が本物だと確信したのは、
この日初めてお会いしたマエストロ、ステーファノ マストランジェロさんとの出会いです!!
見た目はサンタクロースみたいにかわいらしく(ごめんなさい^^;)、
でもレッスンが始まるや否や、その溢れんばかりの音楽への愛情に感動いたしました。
まるで自分の師匠ジュリアーノのよう。。。
故シノーポリの愛弟子であり、音楽学者としても著名なマエストロ。
またご両親がオペラ歌手で、あのマリオ・デル・モナコと親交があったそうです。
この日4時間のレッスンで椿姫全幕を見たのですが、「そうだったのかぁー!!」という発見ばかり!!
また、全てが納得せざるを得ない教えばかり。
お金を出してもこんな素晴らしいレッスンは、なかなかないと思います。本当に幸せでした。
ただ残念なのは、私が椿姫役でないこと(ToT)歌わないけど全ての教えを楽譜に書き込みました。
いつかマエストロと大きな役で共演してみたいというのが、今の私の夢です♪

その音楽に対する真摯な姿が国に認められ、イタリア文化勲章を受賞されたそうです。
素晴らしい!!それをきっかけに日本にも本物のイタリア音楽を...とご尽力されています。
そんなマエストロがふる「椿姫」、ぜひ観にいらして下さい♪♪♪
といっても、このブログを見て下さる熊本県民さんはいないだろうなぁ。。。(;_;)

話が少しそれますが、マエストロの奥様が日本人の方で、
通訳をして下さったのですが、これがまた素晴らしい!!!
夫婦の愛なのか、マエストロの言わんとする事を芯をついて、
また優しい言葉で的確に通訳して下さいました。
私もあんなふうに通訳できたらなぁ。。。イタリア語もしっかり勉強しまっす。
通訳を通して、あらためて言葉を感じる心、理解力は大事だな...と再確認してしまいました。

最後になってしまいましたが、
何が素晴らしいって、主役が尊敬する佐々木典子さんと井ノ上了史さんが歌われるという事です!!
15日、久しぶりに井ノ上さんのお声を近くで聞かせて頂きましたが、
いつものようにキラキラしていました☆☆☆もう愛情いっぱい、私がヴィオレッタになりたい!!
また、熊本からいらした東さんもいい素材をもってらして、今から本番が楽しみです。
これから稽古風景や、熊本の魅力などこちらで紹介できたらと思っています。
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by yucantus | 2011-02-18 13:13 | 出来事 | Comments(0)

二期会研修所での試演会

前回の日記に書いた本番の次の日、14日は二期会研修所の試演会でした。
この日バレンタインデーでしたが、もちろん私には全く関係ございませんでした(^^;)
試演会とはオペラの重唱部分を演技付き歌う試験なのですが、
私はメゾソプラノの役をお手伝いしたという訳です。
私がお手伝いさせて頂いたのは、弟55期本科の篠崎義昭先生クラス♪
私は篠崎先生をはじめ諸先生方、指揮者の時任さん、演出家の澤田さん、
ピアニストさん達、このクラスの皆さんがだぁ〜い好き(♡o♡)幸せでした!!

昨年の10月から研修生のみんなとがんばってきて、
この日はまさに先生のような母のような気持ちでした。
とは言え、研修生にとっては試験ですが、私にとっては本番。失敗は許されません。
何より、一緒に組んだ研修生が輝いてみえて欲しいですからね♪
前日の本番の疲れもあり少々不安でしたが、がんばりました。

とにかく、研修生のみんな、よく歌ってました!!よくがんばった!!えらい!!!!!
いつも通り歌えなかったり、体調を崩してしまったり、この日だけうまくいったり、
色々あったと思いますが、私の目にはみんな成長してみえました。
初めて稽古に参加した時の顔つきとは全く違って、この日はきりっとしていました。

2年前「蝶々夫人」でご指導頂いた演出家の栗山先生が、
「芸術の世界というのは、とても時間がかかるもの。そうわかった上で頑張りなさい。」
とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思います。
今の時代、パソコンや機械、あらゆる技術の発展が色んな事を簡単に、且つすばやくできるようにしてくれましたが、自分たちの体は決して機械のようにはいきません。
そこを錯覚しないで欲しいと思います。“このボタンを押せばこうなる”とはいきません。
歌の世界に限りませんが、私達が学ぶべき所は目に見えないものの方が多いでしょう。
だから、そこを克服するのは難しい。逆を言えば簡単なことかもしれません。
うまく行かずもどかしい思いばかりするかもしれないけど、それができた時の喜びは格別のはず。
またそれは努力の証しでもあり、知らないうちに“自信”へと繋がるでしょう。
その喜びのための苦労を楽しめるようになってほしいと思います。

今回の助演で、また自分の未熟さを痛感しました。
それに気付かせてくれた先生方や研修生たち、そしてこの機会に感謝です。
稽古中、できもしないのに偉そうな事ばかり言ってすみませんでした(苦笑)。
いつか舞台で会える日を楽しみに、私もがんばります!!

打ち上げでは、たくさんのプレゼントときれいなお花、そして寄せ書きを頂きました♪
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〜たぶん寄せ書きを頂くのは、母校に教育実習に行った時以来。嬉しいものですね...

この日は大雪で、この後帰宅が夜中3時になるとは夢にも思いませんでした(>_<)
みんなは結局朝まで飲んでたのかな...???
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by yucantus | 2011-02-17 13:25 | 出来事 | Comments(0)

2011年、謹賀新年。

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みなさま、明けましておめでとうございます。
いよいよ、2011年になりましたね。
今年は“うさぎ年”。
勢いよく、飛び跳ねて行きたいと思います!!

今日元旦も、昨年同様、成田山新勝寺へ両親と一緒に初詣して参りました。
お護摩を受けた後、昼食を食べに、これもお約束の“高橋亭”さんへ。
必ず注文するのは、この4品。
焼き鳥、おでん、みそおでん、モツ煮込み♪
ここでしか食べられないのが、甘辛のたれがよく絡めてある焼き鳥!!しらが葱とよく合います。
いつも素敵な笑顔の奥さまとお嬢さまが出迎えて下さいます。成田山へお越しの際は、ぜひ足を運んでみて下さいね。
(高橋亭の奥さま、来年もお会いできるのを今から楽しみにしております。)

その後は、これまたお決まりのお土産、焼き芋・べっこうあめ・大判焼き・福もち(おかき)を大量に購入。これらのお店も決まっていて、気さくに話して下さるご主人たちの対応が嬉しい。今年も皆さんお元気でした。

私達家族も、成田山の皆さんも元気で本当によかった。

こうして成田山を訪れると、新年を迎えたという実感が湧き、これから一年を頑張ろうという気持ちに自然とさせられます。
だから、年間行事って大切なんですね。
旬のものを頂くのも一緒で、生活にリズムが生まれ、ダラダラしなくなるような気がします。

まだまだ、これからも両親と一緒に初詣できるよう、健康に感謝しながら大事に生きていきたいと思います。

今年元旦のおみくじは“吉”。
よくおばあちゃんが、「大吉より吉の方がいいんだよ」と言っていましたがその通りなのかも!!
私にぴったりの言葉がそこにはありました。

ん〜、どんな年になりますか、楽しみですね。
皆さんも健康で素敵な一年になりますように。。。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


追伸…昨年の書き残しはいずれ(^-^;
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by yucantus | 2011-01-02 00:39 | 出来事 | Comments(0)

“キャリア”って何?

今年はなぜかご縁があり、何年かぶりに母校・国立音楽大学に何度か足を運びました。
12月の“合唱の夕べ”以前、10月にちょっとしたインタビューを受けに大学へ。
昨年でしたか、「音大生のためのキャリア形成支援」と題し卒業生向けにアンケートが届き、
それに答えてくれた方の中から数名のインタビューを記事にしたいという事で、
私にもお声がかかり、私なんぞでお力になれればと引き受けてしまいました。

結局、私が音楽を始めたきっかけから、
今に至るまでの私の人生をおもしろおかしく、好き勝手に語ってしまったのですが、
それを文章にした原稿が10日程前に届き、校正が今日までかかってしまいました。
間に徹夜1日を含む。。。
いやぁ〜、自分の話を言葉にするって本当に難しいですねぇ〜。
数文字で、全くニュアンスや内容まで変わってしまう。
これも私にとってはいい経験になりました。

おかげで思いがけず自分の人生を振り返る事ができ、
照れくさいような、おもしろいような、悲しいような、胸熱いような...
すっかり私の自伝と化していました(^^;)
私なりに後輩のためにと一生懸命考えて言葉を選びましたが、
ん〜、正直、どう受け止めてもらえるか心配です。
まっ、やるだけのことはやったので良しとしましょう♪

写真は、インタビューで訪れた際、1人懐かしくキャンパス内をお散歩した時のもの。
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〜東洋一と言われる国立音大の図書館、兼、大学院のある建物

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〜メイン通りとでも言いましょうか、1号館前

この写真の右側、今、新校舎を建設中なんですが、もう私は悲しくて、悲しくて、、、
ここには鯉(?)が泳いでいた池と、
よくお昼に学食を持ち出してご飯を食べていた芝生があったんです。
それが、もうすっかりなくなっていました。ぐすん。。。
学部入学の時、私は推薦枠で受験をし、その時面接があったんですが、
その時、香水のいいにおいがする先生方に、
「小林さんは、なぜ国立を選んだんですか?」と質問され、
「講習会で大学を訪れた時、キャンパスの緑が気持ちいいなぁ〜と思ったからです」と答え、
(はい、まるで小学生です)
先生方に笑われた、、、その気持ちいいキャンパスがなくなってしまったんです(T_T)
お天気がいいと、ここでお茶をしたり、友達と遊んだり、
金管楽器の学生は練習したりしていました。
なくなる前に、一目見ておきたかったぁ〜〜〜!!!

知らないうちに、時間は着々と過ぎているんですねぇ。。。
大学にも私にも、これからどんな歴史が続いていくのか、
ちょっと楽しみな今日この頃です。
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by yucantus | 2010-12-23 02:03 | 出来事 | Comments(0)

悲しいこと

10月末から悲しい事が続きました。
10月26日、名ピアニストであり、名コレペティトールだった相庭尚子さんが亡くなられた。
今年5月、6月と、一緒に長野の小・中学校を音楽鑑賞教室のお仕事で回っていたのに。
何も知らなかったので、あまりにも突然過ぎて信じられませんでした。
今でも信じていないですね、、、
またあの笑顔で「ゆかちゃん、ひさしぶりぃ〜」と稽古場で声をかけてくれそうで。

“きんた”というあだ名で愛されていた相庭さんを、いつの間にか“きんた姉さん”と呼ばせて頂いていた。いつも笑顔で優しく、いつも歌い手の私達を気にかけてくれて、あめをくれたり、地方に行けば必ず差し入れを用意して下さった。
きんた姉さんのピアノを初めて聞いた時、そのあまりの迫力に驚いたのを覚えている。その音量という意味ではなく、「ピアノでオーケストラの音を出すというのはこういうことなのか」と実感させられた。よく色んな思い出話もして下さった。今まで共演した指揮者の先生、演出家の先生、稽古場や本番での出来事...その全てがあのピアノの音色に出ていたように思う。貴重な時間を過ごさせて頂いていたのだと、今更ながら気付かされる。もっと色んな事をそのお人柄や演奏から教えて頂きたかった。
11/13のコンサートで歌った「ゴンドラの歌」は、きんた姉さんに昨年すすめられた曲だった。
1人家で練習している時、きんた姉さんのピアノがどうしても頭を流れ思わず泣いてしまった。口にせずとも、こんなにたくさんの事を教えてもらっていたとは...きんた姉さん、本当にありがとう。

11月8日には、水戸第三高校時代にお世話になった秋山千賀子先生の訃報が当時の同級生から入った。今年から茨城での演奏も増えてきたので、秋山先生にもお声をかけようと思っていた矢先だった。
秋山先生は笑顔で厳しい事をさらっとおっしゃる先生だった。中学校1年からピアノを始めて、当時唯一、茨城県内の県立高校で音楽科があった水戸三高にまぐれで受かってしまった私は、本当に先生方に心配かけてばかりだった。高校3年で突然「私、声楽科に変わります」と宣言した時、秋山先生は「もう知らないわよ」と笑顔で言い放ったっけ。それが運良く、国立音大を推薦枠で受けられる事になり、合格した時はまた最高の笑顔で「よかったわね」と一言お祝いを言ってくれた。いつも単刀直入で、さばさばしていて、でも愛情を感じるお母さんのような先生だった。

コンサートの翌日14日、水戸の開運寺で行われた告別式に参列した。秋山先生はそこのお寺がご実家だったのだ。水戸三高退職後も、音楽活動をさかんにされていたそうだ。合唱指導、60歳からのためのピアノ教室開講、お寺でのコンサートなど、、、「お寺からピアノの音がして何が悪いの」と、本堂にピアノを置いて色んな活動をされていたと聞き“いかにも秋山先生らしいなぁ〜”と思った。きっとそれも笑顔で言ってのけたような気がする。
告別式には水戸三高音楽科卒業生が多数参列し、音楽科生ならみんな歌えるメンデルスゾーンの「ゆけ、わがそよ風」、そして校歌を歌った。私には、秋山先生はやりたいことは全てやられたように映り、なぜか泣かずに心をこめて歌えた。でも秋山先生のお顔を拝見した時、懐かしさと寂しさで熱い涙が流れた。
まだまだ未熟で秋山先生に自分の歌をお聞かせするのは...と思って躊躇していたが、「先生のおかげでここまでくることができました」と、1度だけでも舞台にご招待すべきだったと後悔している。
でもきっと、これからはいつも天国から見守り応援して下さっているだろう。

数日前には、お世話になっている方の旦那さまが旅立たれた。
人との出会いはとても尊く、とても素敵で、とても不思議なもの...最近は奇跡のように感じる。
今、自分がこうして生きているのも不思議だ。どこか、生かされているようにさえ感じる。
これはいつか必ず終わりがくる。自分の時間はもちろん、家族との時間、出会った人たちとの時間、『今』を大切に生きようと思う。
先日、自宅近くの遊歩道を散歩しながらそう思った。

明日のレクイエムは、私にとってまた特別なものになりそうだ。

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by yucantus | 2010-12-03 00:37 | 出来事 | Comments(2)

2010年“二期会新年会”

昨日は二期会事務所のある千駄ヶ谷の二期会会館で新年会がありました。
私は役員という事で、その準備とクイズコーナーの司会、
あとこうもりから乾杯の歌を一声歌わせて頂きました。
この日も愛好会の方が約100名、そして会員の方々も20名くらいでしょうか、
大勢の方々にお越し下さり、楽しい時間を過ごす事ができました。
寒い中お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。
今日はあらためて、ファンの方々への感謝の気持ちと共に、
この方々を大切にしなければいけない、、、と再確認する一日でもありました。

それにしても、お客様方のオペラ知識の深さにはびっくりしました!!
みなさんお好きなんですね♪
私も負けないように、オペラを愛そうと思います(^^)
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by yucantus | 2010-01-12 13:46 | 出来事 | Comments(0)

師匠の命日

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今日1月10日は、私が心から尊敬し愛してやまない師匠、
Giuliano Ciannella(ジュリアーノ チャンネッラ)先生の命日です。
生前“先生(マエストロ)”と呼ばれるのを嫌がっていたっけ。

早いものでもう2年が経ちました。
つい最近の出来事のような、ずっと昔だったような、、、色んな事があった2年でした。
ジュリアーノがあまりにも偉大だった為、
イタリア人の友人も含めた門下生の私たちは一時途方にくれました。
でも振り返ってみれば、みんな徐々に活躍し始め、自分の道を歩んでいました。
私もこの2年の間に大きな役をたくさん歌わせて頂きました。
やはり、ジュリアーノのおかげだと思います。

私の手帳に書いてあるジュリアーノの教え三か条があります。

「Cantare per essere ammirati e` tragico.」
〜称賛される為に歌う事は悲劇である
「Cantare per se` stessi e` desolante.」
〜自分の為に歌う事は悲惨である
「Cantare per narcisismo e` piu` che penoso.」
〜自己陶酔の為に歌う事はつらい事である

この事を忘れるなと言いながら、レッスンでいつも私に
「まずは自分の為に歌いなさい」「もっと音楽を楽しみなさい」と、
一見真逆ともとれるような事を常に言われていました。
今になって、ジュリアーノの伝えたかった事がまた少しわかったような気がします。

私を歌だけではなく、色んな意味で救ってくれたジュリアーノを忘れないように、
自宅のピアノの上はジュリアーノでいっぱいです。

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どうか、これからも私たちを見守っていて下さい。
Ti voglio bene, Giuliano...

http://www.youtube.com/watch?v=trpE6jf0Pl0
〜You Tubeから1983年メト100周年記念ガラ、蝶々さんとピンカートンの二重唱
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by yucantus | 2010-01-10 15:22 | 出来事 | Comments(0)


メゾ・ソプラノ 小林由佳のうた人生
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