gabbianaのように



マエストロ・ムーティとの時間

ブログのスケジュールには敢えてのせていないのですが、
私は今でも合唱のお仕事を時々しています。
それは、自分のためになると判断したから。
ソリストと合唱で要求されるものも違うし、必要なものも違ったりする...
また、合唱を引き受けた事で歌の調子を崩したりするのも確か...
でもやはり、今回のお仕事もお引き受けしてよかった...
それは、今夜と明日の夜本番の『ムーティconductsヴェルデイ』。

確かマエストロ・ムーティの指揮で歌わせて頂くのは今回で3回目だが、
毎回、言葉では表せないとても大切なことを私達演奏家に与えて下さり、それを感じさせ気付かせてくれる。
その大切なこととは、実はとてもシンプルで当たり前のことのように思う。
ご一緒させて頂く度、それを自分がソロで歌う時に生かそうと努力していたつもりだが、
またこうして再び一緒に音楽をやらせて頂くと、自分の甘さや未熟さに嫌でも気づかされる。
“そんな事自分で気付けっ!!”と誰かに怒られそうだが(苦笑)、私は簡単に忘れる...。

私はあまり“才能”という言葉が好きではないが、
やはり本来うまれもった才能というものはあるのかもしれない。最近特にそう思う。
でもそれは、“努力”なしには生かされない...そう信じている。
その努力は探究心からくるように思う。
決してあきらめない...それはやはり何かしらに対する“愛”から生まれるのではないだろうか。

マエストロ・ムーティから、母国愛、音楽への愛、作曲家への愛、演奏家への愛、大きくは人類愛につながっているように今回感じた。
初めてマエストロとお会いした時、とても怖い人と感じたが、本来はそうではない気がする。
合唱との稽古の時も、時折冗談を言いながら、でも常にするどい目線でご指導下さった。

昨夜のGPのあと、マエストロは私たちにこう語りかけてくれました。
“この数日間、君たちと一緒に音楽作りができてとても幸せでした。君たちはイタリアのサウンドを持っている。それはイタリアの有名なオケのようだという意味ではなく、君たちの中にイタリアのスピリットがあるという事だ。こうした音楽を、私たちは次世代に残さなければならない。。。”

英語だったので、正しく理解できていないかもしれませんが、
なぜか私はそのお話しを聞きながら、知らないうちに涙が流れていました。
もっとお話し下さったのですが、機会がありましたらまたいつか。

合唱ではありますが、精一杯集中してがんばります。
最後になってしまいましたが、私たち合唱にそれはそれは熱心にご指導下さった、ガッビアーニさんにも敬意を表します。
本番では舞い上がることなく、あの集中力をもった稽古そのままを舞台で表現したいと思います。
きっと、奇跡のような空気が今夜と明日の夜の本番で流れると思います。
残券があるのかわかりませんが、ぜひお一人でも多くの方にこの音楽を聞いて感じて頂きたいです。

この貴重な機会を与えて下さった東京オペラシンガーズ、そして東京・春・音楽祭関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

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by yucantus | 2013-10-30 14:14 | コンサート | Comments(2)
Commented at 2013-11-02 16:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-11-02 23:37
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
<< もう師走。。。 緊張の初体験。。。 >>


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