〜右が桃ちゃん(この時はまだ2歳)
毎年8月になると、広島・長崎原爆の日、終戦記念日、お盆を迎え、いつも〝平和〟について考える。今だに戦争は絶えず、世界のどこかで流さなくてもいいはずの涙を流している人がいる…。
オペラに触れていると、本当にいつの時代も変わらない…問題とされる事も、喜びも…そう感じる。
人種は違えど、つまるところみんな同じ人間だ。喜怒哀楽の感じ方はそう変わりはないはずだと私は思う。
姪っ子の桃ちゃんや甥っ子の宗ちゃんを見ていると、邪気が無いとはこういう事を言うんだと全身で感じる。
この写真は今年桃ちゃん家族がNYに行った時のもの。NYに住むお友達家族とお出かけ中、地下鉄で妹家族が迷子になり、1人家族と離れて不安そうにしている同い年のお友達を安心させようと、桃ちゃんが咄嗟にとった行動…。
笑顔で鼻に指をつっこみ、片方の手はというとしっかり握っている。いつの間にこんな事を学んだのだろう。涙が出る…。こんな簡単な事で人は幸せになれる。
誰しも子供時代があり、きっとこういう気持ちを誰しもが持っていたはずだ…。
大切なのは"心"だ。心で感じた事が、行動へと反映される。その心を育むために、音楽は必ずや役に立つと私は信じている。自分が人の心を動かせる歌手とは思わないが、音楽自体にすでにその力がある。
せめてこの世の中から、戦争と原爆がなくなりますように。平和のために色んな労力が使われますように…。