gabbianaのように



gabbiana~ガッビアーナの由来

いつも私のつたないブログをのぞいて下さっている皆様、本当にありがとうございます。
私が出演させて頂いている舞台等のお知らせする場としてこのブログを立ち上げたのですが、そのうち自分の私生活や、思い感じている事なども書くようになり、正直「こんな他人のことなど興味ないよね、、、」と思いながらも、もう3年続いてしまいました。
私は芸能人でも有名人でもない。
でも時折、師匠の中村健先生の「私たち歌い手は夢をうる仕事なんだよ」という言葉を思い出し、舞台以外のことはあえてオープンにしない方がいいのでは、、、などと思ったこともありました。

時々、演奏会場でお会いするお客様に「ブログみてますよ」とお声をかけてもらう事があり、嬉しいような、恥ずかしいような気持ちで、、、と同時に大抵「あの表題のgabbianaはなんと読むんですか?どんな意味なんですか?」と聞かれていました。
今日はそのことについて書こうと思います。

『gabbiana』とは、イタリア語で『かもめ』という意味なんです。
さらに詳しく言うと女性のかもめのこと。
イタリア語は名詞が男性名詞と女性名詞に分かれており、語尾がそれぞれ「~o」「~a」と変化します。
なので男性のかもめなら『gabbiano』、女性は『gabbiana』となります。
読み方はそれぞれ『ガッビアーノ』『ガッビアーナ』、、、
私は女性なので(見た目は男っぽいですが^^;)、『gabbiana(ガッビアーナ)』という訳です。

そしてなぜ『かもめ』なのかというと、理由はこれ↓
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リチャード・バックが書いた『かもめのジョナサン』。
ジョナサン・リヴィングストンという名のかもめのお話。ご存知の方もたくさんいらっしゃるかもしれませんね。
大切なのは食べることよりも空をいかに早く飛ぶかということ。
変わり者と群れから追放されても、強い意志と勇気を持って日々スピードに挑戦し続ける。
自己と向き合い、色んな困難と戦いながら飛ぶことの意味に気づき、
最後は本当の意味での自由を手に入れ、光のような存在になるジョナサン。
『このかもめ(gabbiana)のように生きていきなさい』という師匠ジュリアーノの言葉から、
このブログの表題をつけました。

生きていく以上生活することは大切ですし、私も路上生活者になるつもりは全くありません。
この本を読むと一瞬とてもきれい事のように感じてしまうのですが、生きていく上で何が大切なのかを私たちに問いかけてくれる気がします。

もう5年前、文化庁在外派遣研修員でイタリアに留学した時、
普段全くと言っていいほど本を読まない私が、留学前ふいに本屋に入り、なぜかその時目にとまった、
「日本の三大宗教」「星の王子さま」「かもめのジョナサン」の三冊を買ってイタリアに持っていきました。
よくわからないけど、きっと自分をみつけたいと思っていたんでしょうね。
それをジュリアーノに見せたり話した事はなかったのですが、
偶然(?)ジュリアーノも読んで覚えていたのか、この話になりました。
時々壁にぶつかったり悩んだりすると、この「かもめのジョナサン」を読んでいます。

合わせて、ジュリアーノに「これだけは絶対忘れるな」と言われた三箇条。
いつも持ち歩いている手帳に書いてあるものです。

◆Cantare per essere ammirati è tragico.
~称賛される為に歌う事は悲劇である。

◆Catare per sè stessi è desolante.
~自分の為に歌う事は悲惨である。

◆Cantare per narcisismo è più che penoso.
~自己陶酔の為に歌う事はつらい事である。


初めてこれを聞かされた時、正直「それじゃ、なんで歌を歌うの!?」
と、反抗的な気持ちになったのを覚えています(苦笑)。
先日のなでしこジャパンの試合を観た時、これらの言葉が頭をよぎりました。
彼女たちはそんなつもりはもしかしたらなかったかもしれませんが、自然とやっていたように思います。
私こそ未だにわかっていないかもしれませんが、この三箇条ができるようになりたいです。
という事で、まだまだ邪念ばかりの私です(汗)。
ジュリアーノ、ごめんなさい(^^;)

皆さんも、もしよかったら「かもめのジョナサン」読んでみて下さい。
かもめの写真がたくさんあって、薄っぺらい本なので、すぐに読めちゃうと思います。
つまらないとか、嫌いっていう方もいらっしゃるかもしれませんが、
皆さんの心にこの本がどう映るか興味深々な私です。

ということで、悩みつつも、今後も私らしく生きていこうと思います。
こんな私ですが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします(^^)
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by yucantus | 2011-07-21 13:44 | ブログ表題の由来 | Comments(5)
Commented by yumiko mori at 2011-07-21 22:59 x
かもめのジョナサン、ジュリアーノ先生、おっしゃってましたよね^^最近、やっと自分という楽器を受け入れる事ができるようになってきました。
Commented by yucantus at 2011-07-23 01:28
♪yumiちゃん
コメントありがとうね。ジュリアーノ、yumiちゃんにもgabbianaの話してたんだね。当たり前だけど、yumiちゃんという楽器と魂はyumiちゃんしか持っていない。それを生かせるのもyumiちゃんだけだからね(^-^)イタリアではきっとyumiちゃんの魅力がよりはじけとぶ事でしょう☆☆☆体調に気をつけて頑張ってきてね!!
Commented by 伊藤晋 at 2011-07-28 22:56 x
「かもめ」って、何となく哀愁を感じます。そういえば、研なおこさんの「かもめはかもめ」って、なんか哀愁あって良かった(笑)。
それと、それをブログ名として冠するというセンス、「きっと優しい人なんだな」と拝察できます。
それにしても、師匠の3つの言葉、「深い」ですね。これは凄いです。
私は音楽に関してはただの愛好家、アマチュア奏者に過ぎませんが、これはそのまま私も「肝に銘じる」べき言葉と受け止めました。
Commented by 伊藤晋 at 2011-07-28 23:03 x
おめでとうございます!! 一か月ほど前に「ぶらあぼ」で拝見して、「おっ、マエストロ大野さんと共演か」と私も喜びました。もっとも日時的に伺えないかもしれないので、その点はお詫びしておきます。
それにしても、「レクチャーコンサート」ですから、ある意味では、大野さんと「サシで」というか、「けっこう濃密に打ち合わせ、ステージで共演できる」ことになると想像します。憧れのマエストロということで、本当におめでとうございます。彼は私とほぼ同世代ですが、海外でのオペラの経験は相当な域に行っていますから、きっと良い出会い、良い共演となることでしょう。以前、テレビで大野さんがオペラのことだけでなく、青江三奈についても滔々と語ってたのが印象的でした。音楽に対してふところの広い指揮者と思います。ご成功をお祈りしています。
Commented by yucantus at 2011-07-30 01:35
♪伊藤さま
研なおこさんのあの曲、私もなぜか好きでした。最近はなかなかそう思える歌謡曲に出会えません。ジュリアーノの3カ条ともう一つ、「お客さんは必ずわかる、お客さんを信じろ‼」という言葉が強く心に残っています。
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