今日5月22日、長井則文先生のお別れ会・音楽葬が東大和ハミングホールで行われました。
先月、震災から一か月が経ちチャリティーコンサートでバタバタしている時、
2月お世話になった練馬区民合唱団の団長さんからメールで知らされました。
あまりに突然で、長井先生が急逝されたという一文を目にした時、手が震えました。
4月11日に亡くなられ、もうすでに密葬を終え、私が知ったのは確か4月14日でした。
まるで手品のようにこの世からいなくなってしまった長井先生、、、
こんな言い方は不謹慎かもしれませんが、どこか先生らしい最期だったように思います。
国立音大時代は合唱の授業でご指導頂き、あの年末のN響「第九」に出演しました。
その後東大和音楽連盟で長井先生と再会をし、ちょうど留学前の2005年で「色んなことを感じとって来なさい」とアドバイス頂いたのを覚えています。その時、卒業してもう10年以上経つのに私達の学生時代の思い出話をして下さり、大笑しました。かなりインパクトのあるクラスだったようです(^^;)
留学から帰国すると、私の事を心配して下さって本番の場を与えて下さり、今年の2月には、長井先生がライフワークとして20年間ご指導されてきた練馬区民合唱団の定期公演に呼んで下さいました。その時の事はこちらのブログにも書きましたが、その本番と楽しい打ち上げの日が長井先生とお会いした最後の日となってしまいました。その後、早々に来年の出演依頼のメールを下さり、新国公演のため出られないとお伝えすると“残念だけど嬉しい”と喜んで下さいました。
その時も私は歌で悩んでいて、“僕も辛い思いをした”...と丁寧に励ましの文章を下さり、今年こそおいしいランチを食べに行こうとお誘いも頂いたのに、、、まさか叶わぬ夢になってしまうとは。
今日の音楽葬では、長井先生の門下生の方々、先生がご指導された合唱団の皆さんが演奏されました。
その歌声の素晴らしさに、ただただ涙するばかり、、、
最後の最後で、皆さんの歌声を通してとても大切な教えを学んだ気がしました。
参列された方々も全国からいらしていて、長井先生のお人柄が伝わってくるようでした。
先生、再会してからはたぶん10日間もあっていないと思いますが、
貴重で濃い時間を、本当に、本当に本当にありがとうございました。
どうか天国から見守っていて下さい。
心のない歌を歌っていたら、すぐに叱って下さいね。。。
どうか安らかにおやすみください。。。