gabbianaのように



モデナにて、panza先生のレッスン

さてさて途中になっていたイタリアのお話。
ジュリアーノがいなくなってから、オペラの現場での稽古はあったものの、
ジュリアーノ以外の先生のレッスンは10年以上ぶりで、大変緊張してしまいました。

親友から聞いていた通り、panza先生はとても穏やかで優しい先生でした。
panza先生はコレペティの先生で、楽譜の読み方や発音の仕方、音楽の表現方法やその作品の伝統的な歌い回しなどを教えてくれます。普段音楽院で教えたり、たくさんの劇場やオーディション等でピアノを弾いていらっしゃるので、それはそれは色んな事を頭だけではなく、肌で知っている感じがします。また、あの有名なMirella Freniさんの伴奏者でもあります!!だからいい声、いい音楽、愛のある歌をよぉ〜くご存知なんです。

まず最初にモーツァルトのコンサートアリアを見てもらい、案の定、緊張して声がガチゴチ。
でもそれだけではない、自分の声や体が萎縮し解放されていなかった事にすぐに気付きました。
そのため、曲の解釈も勢いばかりで優しさがなかった。
気付いてもすぐ直せないのが難しいところで(汗)。でも、こうやって気付けるようになっただけ、ある意味成長かな、、、と思いました(^^;)

そしてもう一つ、今月3月22日に茨城で歌う「ドン・カルロ」〜“O don fatale”というアリア。
やはりpanza先生もイタリア人でした。私が師事したイタリアの先生は、どん〜〜〜なに穏やかな人柄でも、Verdiの作品になると人が変わるんです。突然情熱的(?)になります。こう、血が燃えたぎる感じとでも言いましょうか、、、。
その感覚をジュリアーノからわずかでも受け継いだせいか、すぐにそのモードになり、モーツァルトの時間はどこへやら。すぐに思い出せました、あの解放感を!!
一番盛り上がる最後のページにさしかかり、第一声を出した瞬間、ジュリアーノとのレッスンでの時間を思い出してしまい、自分でもびっくりするほど号泣してしまいました。panza先生ももちろん驚かれて、一緒に来てくれた親友が私のその状況を理解しすぐに先生に説明してくれました。
私の失礼をpanza先生は優しく理解して下さり、レッスンはそこで終了となりました。本当にありがとう、、、とお礼を言って帰る支度をし始めた瞬間、いつも持ち歩いているジュリアーノの写真がなぜか床におちて、それを見たpanza先生が“きっとジュリアーノも一緒にレッスンしてくれてたのね”とおっしゃって私たちを見送ってくれました。

イタリア最初のレッスンがこれ。情けないような、不思議なような、、、
いつまでもジュリアーノの思い出話をしてジメジメしているつもりはないのですが、やはりそのくらい、私の歌には彼が大きく影響しているのは確かでした。

彼が命を削って教えてくれたこのアリア、3月22日、絶対上手に歌いたいと思います!!
(その前に色んな譜読みがいっぱい、、、うぅ〜〜〜〜)
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by yucantus | 2010-03-07 23:52 | イタリアのお話 | Comments(0)
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